ハンドランチの主翼製作

人力飛行機パイロットの練習用にハンドランチの主翼を製作しました。

 

設計

スパン1.3mくらいで、例のごとくロッキー互換の主翼にします。

電車での持ち運びが多いので、中央で二分割とします。

今後リブ組で大型機を作りたいので、それの試作を兼ねて翼型と構造を決めました。

リブ組が前提なので、翼型はドレラ先生のAG35としました。Bubble Dancerの翼型です。

http://www.charlesriverrc.org/articles/bubbledancer/markdrela-bubbledancer-3m.htm

 

いい感じにCADで図面を描きます。

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プランクは1mmバルサ、それ以外は2mmバルサです。

スパーまわりはQRP風、前縁はサーマル工房風の構造です。

翼型の形状を考慮し、内翼のみ後縁上面にストリンガーをいれています。

ほとんど矩形なので、テーパー部のリブは2枚しかありません。

 

今回はリブとスパーをレーザーカットするので、カットレイアウトを作ります。

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リブの丸孔はかんざし用です。

スパーの切り欠きは圧縮側となる上面にしました。

 

製作


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ホームセンターのレーザーカッターをレンタルして部品を切り出しました。

正確にカットしてくれるので、キットのように嵌め込んで製作することができます。

 

以下製作時の写真

まずは下面プランクにスパーを接着

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リブをスパーにはめ込んで接着
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後縁とストリンガーを接着
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かんざしの受けを接着

今回はこれを使用しました。

https://robin.jp/SHOP/CT_CBN_KANZASHI.html
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上面をプランク
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同様に外翼も製作
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外翼を接着して中央の後縁側もプランク
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かんざし部
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フィルム貼り

Eライトを使用しました。

翼端は適当に延長して跳ね上げてます
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最外1パネル以外のフィルムを貼った状態で左右の重量調整

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以前作った胴体につけて飛ばしてみました。

操縦性、失速特性も良く沈下率も低くていい感じです。何度かサーマルにも乗せることができました。
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このあとは専用の胴体を作ります。