スロープグライダーを作る(生地完まで)
スロープ遠征に向け、新作機を作ることにしました。
スパン1.8mのリブ組ラダー機です。
まずはいつものように2mmバルサからリブをレーザーカットしていきます。
翼型は翼根から翼端までRG15です。
・バルサ+ヒノキだけで強度確保できるように翼厚がほしい
・フラップなしで幅広い速度域を確保したいので翼厚比大きめがいい
・高速飛行優先でキャンバー小さめがいい
・そこそこ実績がある中から選びたい
という理由で選びました。
カットしたらひたすら組んでいきます。
桁は内翼が10×3、外翼が5×2のヒノキです。
ウェブは本来は繊維方向が翼厚方向になるようにすべきですが、使ったバルサが十分硬かったのでスパン方向に使っています。
後縁が直線な平面形なので、原寸図面がなくても差し金で後縁材とリブの直角さえ出せば組むことができます。
どんどん組んでいきます。
あとはカンナとヤスリで仕上げていきます。
後縁は端面を黒く塗っておいて、その幅を見ながら仕上げていきます。
サンディングが終わったら上反角を合わせ、30分エポで翼を接合します。
翼端はいい感じに延長して成形します。
主翼が一段落したので胴体に取りかかります。
側面の補強は2.5mm、胴枠は4mmのベニヤです。
(部品はこのあと作る機体の分も一緒に切り出しました。
水平尾翼はオールフライングでリンケージは内装なので、この時点で垂直尾翼の中を作り込んでリンケージまでやっておきます。
エレベータホーンは2.5mmベニヤをガラスクロスとCFロービングで補強したものです。
主翼はカーボンのダウエルとボルトで固定します。
(ここはレーザーカットの精度を信用して調整はせずに取り付けました)
あとはどんどんやすって断面を丸めていきます。角に入っている補強材が見えるまで削ります。
ハッチは20mm厚のバルサから削り出しました。
後部胴体は四角形から徐々に楕円形に遷移していきます。
ラダーと水平尾翼は原寸図の上で適当にリブ組して作りました。
部品が揃ったので仮組みしてみました。
概ね想像通りの形にできました。
この後はフィルム貼りとリンケージ作業をやっていきます。(次回に続く…)