家にある材料でスポーツ機を作ってみる 最終回(6日目〜8日目)
今回は最終回です。
前々回↓
http://masahiro-ktpc.hatenablog.jp/entry/2020/05/16/160503
前回↓
http://masahiro-ktpc.hatenablog.jp/entry/2020/05/24/005531
6日目
キャノピーを作ります。
まずはバルサブロックから型を削り出します。
時々等高線を描いて歪みを確認しながら削っていきます。
ヒートプレス後に残したい線(カットラインなど)は普通のボールペンで、消えてほしい線はフリクションのペンで描いておくと、軽く加熱するだけでいらない線が消えてくれるので便利です。
型ができたら枠を作ってヒートプレスします。
素材はダイソーに売っているカードケース(硬質タイプ)です。
ガスコンロで加熱して、全体が柔らかくなったら一気に型に押し付けます。
テストピースを胴体に乗せてみて、形状を確認します。
違和感がある部分は型の方を修正します。
修正後の型で作ったら完成です。
7日目
主翼の下面のカバーを作りました。
後ろ側にはアウトレットをつけました。
取り付けはネオジウム磁石です。
主翼のリア側の固定ボルトの頭に磁石が当たる構造です。
次にカウルを作ります。
こちらもキャノピーと同様にバルサで型を作ります。
カウルは円筒形に近いので、ペットボトルを使って作ります。
型に輪切りにしたペットボトルをはめ、コンロで炙ります。
収縮して型にピッタリくっつきます。
これくらいまで縮んだら不要部分をトリミングします。
トリミング後に再加熱すると先端部分も型にしっかりくっつきます。
胴体にはめてみます。
イメージ通りにできました。
アクリル塗料で塗装しました。
インテークとアウトレットができたので、エアフローのテストをしました。
カウルから吸った空気がモーター→アンプ→バッテリーと順に通ってアウトレットから出ていきます。
ペラ後流をとっているので、飛行中に翼下が高圧になっても流れそうです。
8日目
最後に主翼周りを作っていきます。
まずはサーボを搭載します。
バルサでサーボマウントを作りました。
主翼に接着します。
エンドリブとウェブと上面プランクに接着します。
プランク材とマウントの木目方向が直交するようになっています。
サーボを固定します。
フロント側のねじはリブに開けた穴からドライバーを差し込んで締めます。
固定完了です。
翼厚が大きいのでホーンも翼内に収まります。
フィルムを貼ったらリンケージです。
航空ベニヤからホーンを切り出します。
エルロンの端面にスリットを入れて接着します。
取り付けるとこんな感じになります。
主翼の表面にリンケージが飛び出さない構造にしてみました。
裏面にもなにもありません。
2mmビアノ線で脚をつけたら完成です!
ノーズを長めに作ったおかげで、バラスト無しで重心を合わせることができました。
全備重量は383gです。
ちなみにスイッチはないので、下面のハッチを外してバッテリーのコネクタを抜き差しします。
ようやく完成です。
なんとかフィルムとメカ以外は買い足さずに作ることができました。
初飛行したらまた更新します。